私の目標は、年間配当50万円です。いつまでに達成するかは決めていません。
以前は短期売買を続け、一つの銘柄へ資金を集中させて大きく減らしました。今は日本株高配当を主軸にしていますが、生活費を削って購入を急ぐつもりはありません。買いたい銘柄がない月は、何も買わずに過ごします。
配当が増えても、毎月の生活が苦しくなったら本末転倒。目標は持ちつつ、急がない。これが私の基本方針です。
50万円の目安はNISAの上限から

年間50万円は、NISAの成長投資枠をもとに考えた目標です。NISAは、対象商品の売却益や配当などが非課税になる制度です。
2026年7月18日に確認した制度の上限と、目標を考えたときの試算を載せます。
| 確認する数字 | 現行制度・試算 | この方針との関係 |
|---|---|---|
| 成長投資枠の年間投資枠 | 240万円 | 1年間に使える上限。 使い切る義務はない。 |
| 成長投資枠の非課税保有限度額 | 1,200万円 | NISA全体の非課税保有限度額1,800万円の内枠。 売却した商品の簿価分は翌年以降に再利用できる。 |
| 目標の目安 | 1,200万円×4% =年間48万円 | 年間50万円を考えたときの単純な試算。 |
購入額に対する1年間の配当額の割合を、ここでは配当利回りとしています。成長投資枠の上限1,200万円を使い、平均利回り4%で保有できれば年間48万円。そこから、覚えやすい50万円を目標にしました。
4%は計算上の仮定です。実際の配当は、購入価格、増配・減配、売買によって変わります。年間の投資枠は240万円なので、1,200万円を使うには少なくとも5年かかります。私がそのペースで投資する予定だということでもありません。
クルエイチ50万円という目標に締め切りはありません。
今の生活を切り詰めたりして、最短で達成するつもりはありません。
買うときも買った後も理由を持つ
NISAの枠より生活に必要なお金を先に残す
日本株を買うときは、NISAの成長投資枠を優先します。枠が余っていても、納得できる銘柄がなければ使いません。税金がかからないことと、買った会社が利益を出し続けられることは別物です。
生活費、生活防衛資金、近い将来に使う予定のお金を残し、それ以外を投資へ回します。毎月の購入額も固定していません。家計に無理がなく、買う理由を自分の言葉で説明できることを優先しています。
国内上場株式の配当をNISAで非課税にするには、証券会社の取引口座で受け取る「株式数比例配分方式」を選ぶ必要があります。私はこの方式を選んでいます。





個別株で買いたい銘柄がないときは、つみたて投資枠で、S&P500などの指数に連動するインデックスファンドも保有しています。
こちらも、枠を埋めること自体を目的にはしていません。
高い利回りの理由も調べる
配当利回りが高いと、やはり気になります。ただ、株価が下がったことで数字が高くなっている場合もあります。配当を続けられるかが不安で売られているなら、高い利回りにも理由があります。
銘柄を調べるときは、配当の数字と一緒に次の点を見ています。
- 何の事業で利益を得ているか。
- 配当方針と、過去に増配・減配した経緯。
- 本業の利益を示す営業利益と、現金の出入りを示すキャッシュフロー。
- 利息の支払いが必要な借入金と、手元のお金のバランス。
- 規制、訴訟、為替など、その会社の事業に影響すること。
「何%なら買う」という一律の基準はありません。配当を支える事業があり、事業や配当に使う現金を確保できているかを銘柄ごとに考えます。
当面の保有銘柄数は、20~30社を上限の目安にしています。銘柄を増やせば一社の悪化による影響は小さくできますが、事業や決算を追う手間も増えます。自分が追える範囲との兼ね合いで、この数にしています。
買った後も保有理由を説明できるか
短期売買をしていた頃は、値上がりの見通しが外れた後も、損を取り戻したくて同じ銘柄を買い直しました。そのときは、最初に買った理由がまだ成り立つかを判断する基準がありませんでした。


今は、購入理由だけでなく、持ち続ける理由と見直す条件も残しています。
- なぜ購入したか。
- なぜ現在も保有するか。
- どの前提が崩れたら保有理由を見直すか。
株価の下落と、会社が稼ぐ力や配当を続ける条件の悪化は、意味が違います。値下がりだけで売るかを決めず、事業に何が起きたかを見ます。反対に、業績が悪くなっているのに「長期保有だから」で済ませないようにします。
日本株を主軸にほかの仕組みを少額で試す


運用の中心は日本の個別株です。米国株や投資信託も持っていますが、割合は小さめです。米国ETFなどを使う取り組みは、次の分散先を探す「少額投資実験」として扱っています。
ETFは、株式などにまとめて投資でき、証券取引所で売買する上場投資信託です。日本株と違う収益の出方や、外国資産を管理する手間を、少額で経験しておきたいと思っています。
実験として本格的に始める際は、上限金額、期間、比較対象、中止条件を決める方針です。値動きが良いから途中で資金を足したり、悪いから期間を延ばしたりしては、最初に試したかったことが曖昧になります。
生活や制度が変われば方針も見直す
生活に必要なお金や制度が変われば、今の投資方法が合わなくなることもあります。決めた方針を続けることに無理が出ていないか、次のようなときに見直します。
- 生活費や近い将来に必要な資金が変わったとき。
- NISA制度や税制が変わったとき。
- 配当の再投資や20~30社の保有が、管理の負担に合わなくなったとき。
- 配当額を優先して、理解できない事業や悪化した企業を保有していると気づいたとき。
どれかに当てはまったら、家計に回すお金、銘柄数、保有を続ける理由を改めて考えます。一つに該当しただけで、すべてを売る条件にはしていません。



堅いことを書きましたが、要は状況に合わせて柔軟に変えるということです。
枠を使い切れない年があってもいい
NISAの上限と4%の仮定から考えた年間配当50万円は、私には現実的な目標だと思えます。それでも、非課税で投資できる上限に合わせて、生活のお金まで投資へ回す必要はありません。
枠を使い切れない年があってもいいんです。納得して買える会社があるときに買い、持ち続ける理由が変わったら見直す。そうして50万円へ少しずつ近づけたらと思っています。
確認した一次資料
以下の資料を2026年7月18日に確認しました。
この記事は、私自身の投資記録と判断過程をまとめたもので、特定銘柄や金融商品の売買を勧めるものではありません。株式は価格下落による元本割れの可能性があり、配当も将来にわたって保証されるものではありません。
掲載した試算は、将来の運用成果を保証するものではありません。

