短期売買で一時約800万円まで増えた運用資金は、最終的に約200万円まで減りました。一つの銘柄へ資金を寄せ、損切りと買い直しを繰り返した結果です。
新型コロナで外出する趣味ができなくなり、2021年に元手100万円ほどで始めた日本株投資でした。資金が増えたときは、自分には値動きを読む力があると思っていました。
損失を簡単に受け止められたわけではありません。それでも投資をやめず、無理なく続けられる方法を考え直し、2025年6月から日本株高配当を主軸にしています。
仕事の後にチャートを見るのが楽しかった

日本株を始めたのは2021年4月です。最初の約1年はいくつかの方法を試し、2022年5月頃からは、数週間に一度売買するスイングトレードが中心になりました。
私は会社員で、日中は相場に張り付けません。でも、仕事が終わってからチャートを見て、次の値動きを考える時間は楽しかったです。相場環境にも恵まれ、株式へ回していた資金は一時約800万円まで増えました。
それで、自分は値動きを読めると思い始めました。今振り返ると、相場環境や運でうまくいっていた部分を、十分に考えていませんでした。
上昇を期待した一社に資金を寄せすぎた

最初は利益確定と買い直しがうまくいった
2025年前半、業績やイベントで大きく上がると期待した一つの銘柄へ、運用資金の約8割を集中させました。
最初は予想どおりに上がりました。上がったところで利益を確定し、下がったら買い直す。この繰り返しが、うまいことできていたんです。
その後も上がると思い、少し下がったところで買い直しました。でも、株価はさらに下落しました。まだ上昇すると本気で考えていたので、同じ銘柄で損切りと買い直しを何度も繰り返しました。

「ここまで下がったら撤退する」「見通しが変わったら買い直さない」といった条件は決めていませんでした。ほかの銘柄の損失も重なり、資金は約200万円まで減りました。
損失を取り戻す理由を探すようになった
お金が減ったこともつらかったですが、毎日の値動きで気持ちが揺れ、仕事が終わっても相場から離れられなくなっていました。
取り戻したい気持ちが強くなるほど、同じ銘柄をもう一度買う理由を探していました。落ち着いて判断しているつもりでも、損失を受け入れたくない気持ちに動かされていたと思います。
振り返ると、資金が減った結果に加えて、見通しが外れた後にどう売買したかにも問題がありました。
- 結果:一時約800万円だった運用資金が、最終的に約200万円まで減った。
- 判断過程:一つの銘柄へ約8割を集中させ、見通しが外れた後も、撤退条件を決めずに買い直しを繰り返した。
予想が外れることはあります。それでも、一社へ寄せすぎたこと、外れた後の対応を決めていなかったこと、感情的な買い直しを止められなかったことは、自分の売買で繰り返したくない問題です。
配当を支える事業を見て持ち続けたい
短期の値動きを当て続ける方法は、私には長く続けられない。そう考えて、2025年6月から日本株高配当へ切り替えました。
会社がどの事業で利益を得て、現金を生み、配当を続けられるかを見る方法なら、株価から少し距離を置けます。切り替えてからは、仕事後にチャートを見ることが減り、気持ちの負担も小さくなりました。
保有を続けて配当を受け取り、そのお金で株を追加購入する。短期売買をしていたときにはなかった考え方です。会社の業績や配当方針を見ながら、受取額を増やしていきたいと思っています。
高配当株でも、値下がりで元本割れしたり、業績悪化で減配・無配になったりすることはあります。長く持つつもりでも、買った理由を説明できなくなれば、保有を見直す必要があります。
失敗後に変えた買い方と持ち方
今は、次のルールで運用しています。
- 生活を圧迫しない範囲で投資する。
- NISAの成長投資枠を優先し、配当は基本的に再投資する。
- 自分で事業を理解できる会社に絞る。
- 買いたい銘柄がない月は、無理に売買しない。
- 購入理由、保有理由、売却を検討する条件を残す。
- 減配や業績悪化の兆しがあれば、保有方針を見直す。
直近の目標は年間配当50万円です。達成期限は決めていません。生活を守りながら続けて、少しずつ近づければいいと思っています。

投資方法を変えた後も同じ失敗はあり得る
高い利回りに惹かれて一社へ資金を寄せすぎれば、またその会社の影響を強く受けます。悪化した事業を「長期保有だから」と見ないふりをすることもあり得ます。
日本株高配当へ切り替えて気持ちは楽になりましたが、以前と同じ失敗がなくなるとは思っていません。このサイトでは、配当や売買に加えて、なぜ持ち続けているかも残します。利益が出たときにも、決めたルールを守って運用できたかを振り返れるようにしたいです。
この記事は、私自身の投資経験と判断過程をまとめたもので、特定銘柄の売買を勧めるものではありません。株式は価格下落による元本割れの可能性があり、配当も将来にわたって保証されるものではありません。
掲載した過去の実績は、将来の運用成果を保証するものではありません。
